セスジスズメの幼虫

3月24日掲載予定だった昆虫百面相はセスジスズメの幼虫です。

その後顔写真は撮り直して、もっと良い写真がありますが、当時掲載予定だったものです。

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セスジスズメの幼虫
【終齢幼虫の体長】約80~85㍉・㍍
【国内の分布】本州・四国・九州・南西諸島
 
 写真を見て、「あれっ!今日は昆虫の顔ではないの?
ヘビの顔かい?」と思った人がいれば、ねらいは成功である。
 これは、セスジスズメという大型の蛾の幼虫で、いわゆるイモムシといわれる、太くて、尾端に針のような突起がある。

 体の側面に目玉のような模様が並んでいる。そして、この写真のように、頭を下げ、胸部を膨らませて威嚇のポーズをとると、まるでヘビのように見える。

 最大の天敵の鳥は、ヘビが苦手で、ヘビを見ると、本能的におびえて逃げる。
 この「決めポーズ」は、近づいてきた鳥を驚かすためのものである。
 鳥は一般的に目玉模様を恐れる。ヘビに限らず、鳥を襲う敵が自分をねらっているように見えるからと考えられている。

 実際、実験でカイコの幼虫に目玉模様を貼り付けたものと、付けないものとを並べておくと、目玉模様の付いているカイコは襲われにくいというデータがある。
 この目玉模様は飾りや伊達に付いているわけではないのである。

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