昆虫百面相
2011年3月11日、東日本大震災が起こりました。
もう6年も経つのですね。私は専門学校の卒業式が終わって、すぐ自宅に帰り、
家で普段着に着替えた後に大揺れがきました。今まで経験したことのない長い強い揺れでした。
キッチンのテーブルの端に掴まって揺れを堪えていました。
その時見たテレビの、津波が東北地方の海岸を押し寄せる映像は、想像を絶するものでした。
恐ろしさに鳥肌がたち、心臓がドキドキしました。
当時、私は読売新聞に「昆虫百面相」を連載していて、3月一杯で終わりということで、
3月分の最後の原稿を全て渡し終えホッとしていたときです。
しかし、新聞は連日大震災の記事でほとんどが埋め尽くされ、3回分の残りの連載は掲載中止となりました。当然です。その原稿が写真を整理していたときにHDDに残っていたので、今日から3日間連載します。
掲載されなかったのですが、その後、3回分の掲載料をいただきました。
「キイロテントウ」 (3月18日掲載予定だったもの)
これは、キイロテントウの蛹の前方正面から撮った写真で、正式には顔に当たらない。
しかし、あまりに面白いので取り上げた。
キイロテントウはキュウリなどの葉に発生するウドンコ病のカビを食べるという特殊な食性をもつ。
プランターでキュウリを栽培していたときにウドンコ病が発生し、どこからかキイロテントウがたくさん集まってきた。
そのうち、ここで卵をうみ、幼虫が育ち、蛹にまでなった。蛹をいろいろな角度から撮影してみたが、正面から撮った写真をよく見ているうちに、「あれっ!」 これはネコの顔の悪戯描きに見えると驚いた。
蛹の黒い条と点の模様がネコの顔になっていたのである。今までの写真では、昆虫のまさに顔のアップの写真であったが、これは顔に見える単なる模様である。
しかし、面白いと思ったので、取り上げてみた。この昆虫にとって、蛹のネコ顔模様はとくに意味のないものであるが、ネコ好きの私にとっては、大発見のように思えた。
もう6年も経つのですね。私は専門学校の卒業式が終わって、すぐ自宅に帰り、
家で普段着に着替えた後に大揺れがきました。今まで経験したことのない長い強い揺れでした。
キッチンのテーブルの端に掴まって揺れを堪えていました。
その時見たテレビの、津波が東北地方の海岸を押し寄せる映像は、想像を絶するものでした。
恐ろしさに鳥肌がたち、心臓がドキドキしました。
当時、私は読売新聞に「昆虫百面相」を連載していて、3月一杯で終わりということで、
3月分の最後の原稿を全て渡し終えホッとしていたときです。
しかし、新聞は連日大震災の記事でほとんどが埋め尽くされ、3回分の残りの連載は掲載中止となりました。当然です。その原稿が写真を整理していたときにHDDに残っていたので、今日から3日間連載します。
掲載されなかったのですが、その後、3回分の掲載料をいただきました。
「キイロテントウ」 (3月18日掲載予定だったもの)
これは、キイロテントウの蛹の前方正面から撮った写真で、正式には顔に当たらない。
しかし、あまりに面白いので取り上げた。
キイロテントウはキュウリなどの葉に発生するウドンコ病のカビを食べるという特殊な食性をもつ。
プランターでキュウリを栽培していたときにウドンコ病が発生し、どこからかキイロテントウがたくさん集まってきた。
そのうち、ここで卵をうみ、幼虫が育ち、蛹にまでなった。蛹をいろいろな角度から撮影してみたが、正面から撮った写真をよく見ているうちに、「あれっ!」 これはネコの顔の悪戯描きに見えると驚いた。
蛹の黒い条と点の模様がネコの顔になっていたのである。今までの写真では、昆虫のまさに顔のアップの写真であったが、これは顔に見える単なる模様である。
しかし、面白いと思ったので、取り上げてみた。この昆虫にとって、蛹のネコ顔模様はとくに意味のないものであるが、ネコ好きの私にとっては、大発見のように思えた。
この記事へのコメント
掲載されなかった玉虫さんの昆虫の記事たちもこの場で日の目をみれますね。
こんなに小さな命を含めて、あの日に天に昇って行った魂たちに改めて合掌です。
311には色んなドラマがあったのですね。掲載予定だったのですね。
クロゴキブリの顔面、この黄色い子のねこ顔、素晴らしい写真です。私も猫、動物、虫が大好きです。このブログを見つけてとても楽しいです。
いま、ネコブログもやっています。こちらにもネコのことを書いていたのですが、ネコだけのブログに独立させました。良かったら見てください。
http://blog.goo.ne.jp/tamamusi110