アカボシゴマダラその後(3)寒さも平気?!

2017.1.17、全国で日本海側中心に大雪がふり、東京も北風が冷たく、朝は氷点下になった。

さすがにこの寒さでは、アカボシゴマダラの幼虫もたまらず、地面に下り、葉の裏に隠れているだろう。

あの終齢幼虫たちは、どうなるのだろう? ゴマダラチョウやオオムラサキは若齢幼虫で冬越しする。

あんな終齢幼虫でこの寒さは乗り切れるのだろうか? 蛹は羽化してしまって、成虫は寒さで死んでいるに違いない。

なんて想像をしながら、ジョナサンにやってきた。

そして・・なんと! 全員が生きている。蛹もそのままだ。

なんなんだこのチョウは!?

若齢から終齢の幼虫たちはこの寒さに平然と(たぶん)木の枝にしがみついて生きていた。

ふつうは、地面に下りて落ち葉の下などにもぐりこんで、寒さをしのぐのに。
一応、今日撮った写真を並べてみる。

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エノキの葉は枯れてしまい、ほとんど落ちている。緑の葉も残っているが、乾燥した状態だ。
この写真に4匹が見える。後で拡大して矢印を入れてみる。

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大きな枝に終齢幼虫が、奥の方の細い枝に若齢幼虫がいる。冷たい風も平気なのだろうか?てっきり木の下の方に移動し、場合によっては落ち葉の下に潜るものと思っていたが・・・そのほかも一応資料として載せる

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この幼虫だけ、地面すれすれの木の枝に掴まっていた。ここならあまり冷たい風は受けない。

でも他の幼虫は全て、北風がビュービューふく細い枝に掴まっている。

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これは、先日見つけた蛹で、相変わらず、羽化することなく冬越ししている。

最後に最初の写真をトリミングして、幼虫の位置を赤い矢印で示します。
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この画面では3頭しか見えませんが・・・向きを変えたりして全部で8頭いました。


この先どうなるか分かりませんが、なんと卵以外(もしかすると卵もあったりして?)のすべてのステージでの越冬が可能なのかもしれない。

凄い勢いで首都圏に分布を広げているが、こんなタフなチョウなら、日本制覇はそんなに遠い日ではないのでは?

このまま春が来て、エノキが芽吹き出せば、終齢幼虫はすぐに蛹になり、蛹は芽吹いてすぐのエノキに産卵し、どんどん凄い勢いで増えるのは間違いないです。

まだ結論を述べるのは早すぎるが・・・とにかくタフなチョウであることは間違いない。

いよいよ目が離せなくなってきました。

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この記事へのコメント

かめむし
2017年01月18日 13:11
たくましいというか、おそろしいというか。
寒い中、夢中になって玉虫さんが風邪をお召しにならないか、そちらが心配です。
玉虫
2017年01月18日 19:09
空恐ろしいですよ。日本の在来種のゴマダラチョウやオオムラサキ、テングチョウなどもみんなエノキを食べて育ちますから、奪い合いになったらかなわないですね。奄美大島にもアカホシゴマダラの近似種がいますが、貴重な種として保護されています。虫になると風邪が何処かに飛んで行ってしまいます。

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