昆虫百面相(3)  シリアゲムシ

顔より贈り物(タイトル)

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ヤマトシリアゲ
 【前翅長】13~20ミリ
 【分布】北海道から九州まで

 この虫は、かなりな馬面である。長い馬面の先に口があり、この口で獲物を食べる。
生きた動きののろい幼虫などを捕まえて食べるほか、小動物の死骸、木の実などにも集まる。

 シリアゲムシの仲間は、オスが、腹の先をサソリのように持ち上げている。この姿から、英名はスコーピオンフライという。直訳すると「サソリのような飛ぶ虫」である。おしりを上げた姿は、サソリそっくりであるが、毒を刺す針はない。

オスが、メスと交尾するときに使う器官で、先端に鋏みがあり、メスの尾部を挟むための道具となっている。

 また、オスは、交尾するときは、メスに食べ物をプレゼントして、メスが夢中で食べているときに交尾を完了させる。プレゼントは大きいほどメスを呼ぶ効果が大きいようだ。そして交尾時間も長く取れる。

 写真のオスは、婚約用の獲物を用意して、メスを待っているところである。
この行動は、「婚姻贈呈」といわれ、シリアゲムシ以外、オドリバエ、クモ、鳥などにも見られる。

 われわれ、人間世界でもよく見られる行動でもある。人間の場合は、食べ物よりは宝石の方が効果があり、しかも高価なほど効果が大きい贈り物となる。

全身像
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写真は雄で、婚姻贈呈でメスへの贈り物である、おいしそうな獲物をぶら下げている。

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この記事へのコメント

かめむし
2015年06月19日 08:39
続けて読ませてもらいました。
玉虫さんのむしの顔の図鑑を持っているので
見た顔もありますね。
私も頑張ってむしの顔を撮ってみますが
中々うまく行きません。
先日ナミアゲハがあおむしになる所
それから羽化するところをばっちり撮影したので
時間がある時にブログみてくださいね!
この夏すでに二匹の成虫を空に放ちました♪
玉虫
2015年06月19日 09:37
脱皮、羽化の撮影バッチリでしたね。私は脱皮や羽化は準備万端にするのに、なぜか撮れません。食事している間とか、ちょっと気が緩んで居眠りしたときとかにやられてしまいます。

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