昆虫百面相(3) シリアゲムシ
顔より贈り物(タイトル)
ヤマトシリアゲ
【前翅長】13~20ミリ
【分布】北海道から九州まで
この虫は、かなりな馬面である。長い馬面の先に口があり、この口で獲物を食べる。
生きた動きののろい幼虫などを捕まえて食べるほか、小動物の死骸、木の実などにも集まる。
シリアゲムシの仲間は、オスが、腹の先をサソリのように持ち上げている。この姿から、英名はスコーピオンフライという。直訳すると「サソリのような飛ぶ虫」である。おしりを上げた姿は、サソリそっくりであるが、毒を刺す針はない。
オスが、メスと交尾するときに使う器官で、先端に鋏みがあり、メスの尾部を挟むための道具となっている。
また、オスは、交尾するときは、メスに食べ物をプレゼントして、メスが夢中で食べているときに交尾を完了させる。プレゼントは大きいほどメスを呼ぶ効果が大きいようだ。そして交尾時間も長く取れる。
写真のオスは、婚約用の獲物を用意して、メスを待っているところである。
この行動は、「婚姻贈呈」といわれ、シリアゲムシ以外、オドリバエ、クモ、鳥などにも見られる。
われわれ、人間世界でもよく見られる行動でもある。人間の場合は、食べ物よりは宝石の方が効果があり、しかも高価なほど効果が大きい贈り物となる。
全身像
写真は雄で、婚姻贈呈でメスへの贈り物である、おいしそうな獲物をぶら下げている。
ヤマトシリアゲ
【前翅長】13~20ミリ
【分布】北海道から九州まで
この虫は、かなりな馬面である。長い馬面の先に口があり、この口で獲物を食べる。
生きた動きののろい幼虫などを捕まえて食べるほか、小動物の死骸、木の実などにも集まる。
シリアゲムシの仲間は、オスが、腹の先をサソリのように持ち上げている。この姿から、英名はスコーピオンフライという。直訳すると「サソリのような飛ぶ虫」である。おしりを上げた姿は、サソリそっくりであるが、毒を刺す針はない。
オスが、メスと交尾するときに使う器官で、先端に鋏みがあり、メスの尾部を挟むための道具となっている。
また、オスは、交尾するときは、メスに食べ物をプレゼントして、メスが夢中で食べているときに交尾を完了させる。プレゼントは大きいほどメスを呼ぶ効果が大きいようだ。そして交尾時間も長く取れる。
写真のオスは、婚約用の獲物を用意して、メスを待っているところである。
この行動は、「婚姻贈呈」といわれ、シリアゲムシ以外、オドリバエ、クモ、鳥などにも見られる。
われわれ、人間世界でもよく見られる行動でもある。人間の場合は、食べ物よりは宝石の方が効果があり、しかも高価なほど効果が大きい贈り物となる。
全身像
写真は雄で、婚姻贈呈でメスへの贈り物である、おいしそうな獲物をぶら下げている。
この記事へのコメント
玉虫さんのむしの顔の図鑑を持っているので
見た顔もありますね。
私も頑張ってむしの顔を撮ってみますが
中々うまく行きません。
先日ナミアゲハがあおむしになる所
それから羽化するところをばっちり撮影したので
時間がある時にブログみてくださいね!
この夏すでに二匹の成虫を空に放ちました♪