昆虫百面相(9) ヒゲナガオトシブミ
首長くして、オスは待つ (タイトル)
「ヒゲナガオトシブミ」
【体長オス12ミリ、メス8ミリ】【国内の分布】日本全土
オトシブミとは「落し文」と書き、昔、恋文や密告など、直接相手に渡しにくい手紙を、さりげなくその人の通る道に目立つように置いといた手紙のことである。
オトシブミは、幼虫を育てるために葉を巻き、下に落とすが、この葉を丁寧に巻いたものは、形が「落し文」にそっくりなのである。
この葉の巻物は、ゆりかご、揺籃(ようらん)と呼ばれ、幼虫のための住居兼食料で、幼虫はこの巻物の中を食べて育ち、巻物に守られて、その中で蛹になる。
オトシブミの仲間は日本に22種類いるが、種によって、巻いた葉を落とさずにぶら下げるものもいる。このヒゲナガオトシブミは落とす方のタイプである。
このオスは写真のようにとても長い首を持っていて、拡大してみるとかなり異様である。首の長さは体長の半分近くを占め、昆虫界のキリンといってもいいかもしれない。メスはこれほど長くはない。
このオトシブミの巣造りを観察、撮影したことがあるが、オスは、メスのそばでウロウロし、ほかのオスがくると追い払い、最後にまだ製作中のメスと交尾する。
どちらかというと、メスの巣造りの邪魔ばかりしている感じだった。
「ヒゲナガオトシブミ」
【体長オス12ミリ、メス8ミリ】【国内の分布】日本全土
オトシブミとは「落し文」と書き、昔、恋文や密告など、直接相手に渡しにくい手紙を、さりげなくその人の通る道に目立つように置いといた手紙のことである。
オトシブミは、幼虫を育てるために葉を巻き、下に落とすが、この葉を丁寧に巻いたものは、形が「落し文」にそっくりなのである。
この葉の巻物は、ゆりかご、揺籃(ようらん)と呼ばれ、幼虫のための住居兼食料で、幼虫はこの巻物の中を食べて育ち、巻物に守られて、その中で蛹になる。
オトシブミの仲間は日本に22種類いるが、種によって、巻いた葉を落とさずにぶら下げるものもいる。このヒゲナガオトシブミは落とす方のタイプである。
このオスは写真のようにとても長い首を持っていて、拡大してみるとかなり異様である。首の長さは体長の半分近くを占め、昆虫界のキリンといってもいいかもしれない。メスはこれほど長くはない。
このオトシブミの巣造りを観察、撮影したことがあるが、オスは、メスのそばでウロウロし、ほかのオスがくると追い払い、最後にまだ製作中のメスと交尾する。
どちらかというと、メスの巣造りの邪魔ばかりしている感じだった。
この記事へのコメント
古き良き時代、今じゃストーカー。
むしの顔って本当に面白いですね。
アオスジアゲハが羽化しました。
うかれています♪
アオスジアゲハ羽化しましたか!羽化させる名人ですね。