チョロのとの別れ

ネコも年をとると、白髪がたくさんでてきます。シャムですから、手足の先、耳、口先など黒いのですが、そこに白髪がたくさん交じってきます。

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チョロは、本当に丈夫なネコで、ずーっと、獣医にかかったことはなかったのですが、15歳くらいのとき、ものを食べにくそうにして、口がくさくなったので、病院に連れて行きました。すると、獣医は、私がみている前で、ネコの口の中をいじくりまわし、ころんと口から何か落ちたのです。あれ!歯が抜けたのかと思って聞いたら、歯垢だというのです。こんなでかい歯垢があるのか?!とびっくりしたくらい大きかったです。このせいで、ものが食べにくく、口内炎を起こしていたのですね。

かたい、カリポリの餌を食べているとこうなるということで、全面的に缶詰に変えました。歯垢ががとれると、くさい口はすぐ治りました。

もう一回病院にいったのは、20歳に近いころで、尿漏れをするようになり、尿に血が混じっていたので、いきました。

これもやはり、カリポリの餌のせいで、膀胱に小さい結石ができ、尿道を傷つけたせいと言うことでした。むかしの食べ物の影響が年をとってからでてきたのですね。長年ため込んだので、いっぺんにはとれないので、少しずつ出ていくのを待つしかないということでした。

おかげさまで、手当がよかったので、尿道炎は治りました。でもそれから、ときどき結石が出てくるのか、尿漏れを起こすようになってしまいました。

でも、もう20歳、かなりからだもぼろぼろになってきているのではないかと感じました。そして、やせだし、えさもあまり食べなくなり、ぼやーとしていることが多くなりました。

心配になって、また病院に連れて行ったのですが、どうも便秘がひどく、ふんずまり状態らしいということで、いろいろやってくれました。

戻ってくると、また、少し元気になったようでした。

そして、会社に行っているときに、電話がきたのです。「ネコがしんじゃった!!うえーん」とかみさんからです。

もう危ないかもしれないとは、覚悟していましたが、やはり電話を受け取って、ちょっと取り乱しました。「ネコが死んだので」とはいえないので、理由は、適当にごまかして、急いで早退しました。

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帰宅すると、もうチョロは死後硬直がはじまり、ほとんどかたくなっていました。

そのとき取った行動は、自分でも信じられないのですが、チョロを思い切り抱きしめ、号泣してしまいました。わんわん!大声を上げて、恥ずかしげもなく涙をぼろぼろこぼし、鼻もぐしゃぐしゃで、
「チョロ!チョロ!」と叫んでいました。

自分の母親、父親が亡くなったときも、もちろん泣きましたが、こんなに激しい感情が襲ってきて、号泣したのははじめてです。

自分にとっては、チョロは娘のようにも思っていたのです。子どもを失った親の気持ちはいかばかりか、ネコと比べては失礼かもしれませんが、こんなに悲しいものなのかと、思い知りました。

化粧箱にタオルを敷き、チョロを寝かせ、周りに花を並べてやりました。かたくなってしまったチョロを何度もなぜて、別れをおしみました。

いろいろな思い出が次から次へ浮かんできて、涙が次から次からあふれてくるのです。ペットを失うとこんなに悲しいことなのか。

昔、イラストレーターから、ペットが死んでしばらく仕事が手につきませんので休みます、という訃報のような手紙をもらったことがあります。ペットごときで大げさなと、そのときは思ったのですが、今は、彼の気持ちがよくわかります。

あまり食事をしなくなってから、それなら、チョロの大好きな魚を釣ってきてやろうと、あじ釣りにゆきました。そして、釣ってきた魚を出刃包丁でたたいて、細かくして、食べさせました。あんなに食べなくなっていたチョロが、はぐはぐ、夢中で食べたのですね。この前貼り付けた写真です。

今おもうと、もう死期を悟っていたのかもしれません。大好きなアジをお腹一杯食べてくれました。それを最後に、食事をまたしなくなり、医者に連れて行ったのです。今では、チョロの最後の晩餐のために、釣りに行ってよかったなーと思っています。ほんとにおいしそうに食べてくれたのです。それを思い出すとまた涙です。

ペット霊園に箱に入れたまま、持って行きました。焼き方も値段によっていろいろあるんですね。安いのは、何匹かまとめて焼いてしまうもの、少し高くなると、1匹だけ特別に焼き、お骨をつぼに入れてくれる。一番高いのは、焼くところに立ち会い、坊さんがお経をとなえてくれる。

うちは、真ん中の1匹だけ焼きにしてもらいました。焼き場でのお別れも悲しかったです。かみさんはちょっと、取り乱してしまいましたが、私はなだめる役に回ったので、取り乱しませんでした。しかし、ちょっと差で、私の方が先に取り乱してたかもしれません。

それから、やっぱり、ペットロス症候群になりました。なんか突然悲しみが襲ってきたり、何もしたくなくなったり、ぼんやりチョロのアルバムをみていたり・・・

土に帰してやろうと、骨壺を埋めようと言ったのですが、まだ埋められず、仏壇みたいなものをつくって、飾ってあります。かみさんは毎日水を取り替えて、私もときどき刺身などあげたりしてます。

もう釣りにもいく気もしなくなり、チョロがなくなってからは行っていません。もう1年半経ちましたので、なんとかしなくてはとおもっているのですが・・・・


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この記事へのコメント

がめごん
2006年07月28日 22:06
チャーとチョロ、同じ種類だからとかだけでなく、目が似ていますね。ペットを飼う事って、別れは辛いけれど、こちら側がちゃんと最後まで見送ってあげれるからこそ飼えるんですよね。
天道虫
2006年07月28日 23:48
まったくそうです。20年生きると思って飼わないといけないですね。途中であきてしまったり、捨てたりするやからもいますが、とんでもないですね。これからまた、20年、猫のためにも長生きしなくては・・・

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